DIO with Spiritual Beggars

直前まで行かないつもりだったのだが、「もしかしたら今回逃したら一生見れないかも・・・」と思い直し、急遽「ディオ with スピリチュアルベガース」のライブを見るべく、29日、日帰り東京ツアーを敢行してきました。
今回の会場は初めて行く「Zepp Tokyo」。場所はお台場のど真ん中にあり、“カポー”率70%、加えて家族連ればかりという荒波のなか、野郎ひとりにとっては非常に困難を強いられる場所だった・・・。が、それにもめげず、ヴィーナスフォートやらトヨタの車コーナーなどを楽しみながら、何とか会場着。すると開場1時間以上前だと言うのにもう並んでいる。これはかなりの入りになるなと直感。
会場に入ると、開演までACCEPTの曲がずーっと流れていた。久々に聞いて、なかなかかっこいいなあと再認識。ただし、DIOの前にも全く同じ曲が流れていたので、これはバンド側の選曲ではなく、主催者側の選曲だったかもしれない。もらったチラシを見ると7月に来日するらしい。まんまとハマるとこだった。。

会場前方の右寄り(1本目の手すりの後ろ)に陣取り待つこと30分、定刻の17:00過ぎ、まずはオープニングアクトの「スピリチュアル・ベガース」が登場。アーク・エネミーのマイケル・アモット率いるHRバンドで割りと評判がいいことは知っていたが、正直彼らの曲は1曲たりとも聞いたことなく、ぶっつけ本番状態だった。が、これがなかなかのかっこよさ。予習してけばもっと楽しめたかもしれない。印象としては、70年代的HR+プログレッシブな曲展開+モダンなヘビネス、とゆー感じ。時折見せるマイケルの泣きのギターと縦横無尽に弾きまくるオルガンがポイントだったかも。
よし、とりあえず中古のチェックリストに加えておこう。。

20分ほどのインターバルがあり、続いて、メタル界の“北島サブちゃん”ことロニー・ジェームス・ディオ率いる「DIO」登場。さっきに比べると、周りの人口密度が一気に高くなった。。
DIOについても最近のCDはまったくノーチェックだったので、メンツはやってる最中は全然わからなかったのだが、後で確認すると以下の通り。

  • ロニー・ジェームス・ディオ(Vo)
  • クレイグ・ゴールディ(G、Ex.ROUGH CUTT,GIUFFRIA)
  • ルディ・サーゾ(B、Ex.OZZY OSBOURNE,QUIET RIOT,WHITESNAKE)
  • サイモン・ライト(Dr、Ex.AC/DC)
  • スコット・ウォーレン(Key、Ex.Warrant,KEEL)

特にベースはどっかで見たことあるなぁって思いながら見てたのだが、上の経歴を見れば見たことあるわけだ(笑)。パフォーマンスもアグレッシブで安定してたし、さすがだった。ギターもなかなかテクニシャンで、こいつはDIOの4thで弾いていたらしい。
やった曲は、始めこそ知らない曲だったが、3曲目からはもう往年の名曲オンパレード状態。RAINBOWからは『Stargazer』『Man on the Silver Mountain』『Long Live Rock'n'roll』『Gates of Babylon』、そしてDIOからも1stから『Stand up and Shout』『Holy Diver』『Don't Talk to Strangers』『Rainbow in the Dark』、2ndからも『We Rock』『Last in Line』、あと『Egypt』もやったっけな?!と全盛期の名曲ばかり!そして何といっても圧巻だったのはBlack Sabbathの『Heaven and Hell』。ライブ前半は連日の疲れもあるのか、少しきつそうなところも見受けられたのだが、後半曲が進むにつれてどんどんパワーアップ。この『Heaven and Hell』ではこれでもかってぐらいの圧倒的パフォーマンスでしびれたデス。。高い金だしてはるばる来てよかったと思わせた瞬間だった・・・
それにしても御年63歳(たぶん)とのこと。見た目は確かにおじいちゃんだったが(笑)、それに反比例するかのような声は人間国宝に指定しちゃってもいいかもしれない。
こうなりゃ何歳までできるかギネスに挑戦してもらいたいね。少なくともサブちゃんが引退するまでは続けてほしい。。。